福岡県豊前市議会の尾澤満治議長を代表とする市議員訪問団が2月8日から10日まで台湾を訪問した。台湾の科技関係の大学二校を参観し、科学人材育成の推移や技能力などを聴聞し、台湾の半導体製造業界の企業などとも交流を図った。
台湾訪問は豊前市政顧問で日本国際交流協会(馮彦国CEO)により実現した。8日と9日は、いずれも台湾の科学技術分野で名門とされている龍華科技大学と明新大学を訪問。世界的に注目されている台湾の最新の科学技術の現状と経験を参観した。
また、9日は豊前市と台湾の人材交流を目的に台湾日本関係協会(蘇嘉全会長)と台湾新竹県(楊文科県長)を表敬訪問。日本高校生と大学生が台湾の科技大学への留学について意見交換した。この日は続いて、台湾積体電路製造(TSMC)の創新館と元晶太陽エネルギーも訪れた。
元晶太陽エネルギーの鄭宏廠長は「豊前市は台湾ハイテク産業に対しいくつの投資政策を作ってくれた。早く豊前に考察し、日台間の企業交流を盛り上げていきたい」とコメントした。
尾澤議長は「馮彦国顧問のおかけで蘇会長と楊県長との会見が実現し、日台間の半導体産業に関する交流に意見一致した」と述べ「日本国際交流協会を通じて台湾企業との接触もできた。これから豊前市と台湾の交流をさらに緊密になることで、日台交流を一層盛り上げていく」と期待を寄せた。
蘇会長は「豊前市の後藤原秀市長が昨年12月に台湾を訪問したばかりにかかわらず、わずか2ヶ月が過ぎてまだ台湾を訪問していただいたことに感謝したい」とし「台湾と豊前市がますます緊密になるように期待している」とコメントした。